フェイシャルテーピングで鍛える16種類の表情筋

表情筋を意識してトレーニングすることにより、より効果的に顔がシェイプアップできます。

<動画:テーピングで鍛える16種類の表情筋>

クリックで説明テキストが開閉表示

表情筋をテーピングで鍛えることによって
若々しい筋肉とお肌を手に入れましょう。


① 前頭筋(ぜんとうきん)

前頭筋は、縦に額全体に走っています。頭頂部から眉毛の横のLINEまでと、とても広く長い筋肉です。この筋肉は後頭部に有る後頭筋と連動しており、前頭筋が縮めば後頭筋が伸びる、という密接な関係にあります。額の横ジワは前頭筋と後頭筋のバランスが崩れた結果出てくるものです。また、まぶたが垂れ下がり全体に重たい印象を与えるのもこの前頭筋の弾力低下(老化)によるものです。さらに、頭痛持ちの人や、肩こりの人の多くは、この前頭筋と後頭筋が固く硬直していることが多いと言われています。

② 皺眉筋(しゅうびきん)

眉間から、眉毛に沿って、眉毛の少し上にあります、眉毛の真ん中あたりまでがよく動く表情筋です。つらいことや、いやなことがあると、自然と眉間にシワ(縦ジワ)が寄ってしまいますね。それがこの皺眉筋です。まさに字のごとく眉の間に縦シワをもたらす表情筋です。この筋肉に弾力性のあるうちは、シワもすぐ伸びますが、弾力を失えば、この縦ジワが消えなくなってしまうので要注意です。

ご主人のこと、子どものこと、おじいさん、おばあさん、そして、会社でのいやな上司、働かない部下・・・等など、怒ったり、イライラしたりすることが多い人は、この筋肉が収縮した状態が長いために、縦ジワが永久ジワになってしまいます。

③ 眼輪筋(がんりんきん)

眼を閉じたり開いたりする時に使う表情筋です。眼のまわりを楕円形に囲む筋肉です。この筋肉が加齢で委縮する(縮んで固まる)と瞼が下がり、目が小さくなり、さらに眼の下にもたるみができます。眼輪筋が委縮しないように、テーピングで外に広げるように鍛えましょう。特に、若々しさを保つために、味方につけておきたい表情筋です。

④ 側頭筋膜(そくとうきんまく)

側頭部にあり大ホホ骨筋や小ホホ骨筋とつながっています。テーピングの際は、側頭筋膜に向かってテーピングすることにより、ほうれい線やマリオネットラインを改善します。また、この筋肉の硬直化は他の多くの筋肉や表情筋に影響を与えます。

⑤ 鼻根筋(びこんきん)

嫌な臭いをかがされたとイメージしてください。すると、鼻の上にシワがよるのがわかります。これは、鼻と額の境にある鼻根筋という筋肉が緊張し、匂いが入ってくるのをブロックしようとしているからです。今度は逆に美しい自然をイメージして、とても心地よい匂いのする空気の中にいるとイメージしてみましょう。すると、先ほど緊張させていた鼻の上あたりがのびやかになって、鼻の奥がスーッと通るような感じになったのではないでしょうか?鼻がこわばると、その緊張は身体の奥底をたどって、全体に緊張が広がります。鼻根筋を伸ばすことにより、眉間の横ジワが伸びるだけでなく、身体もリラックスさせることができます。

⑥ 上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)

上唇と小鼻を引き上げる働きをする筋肉です 。この筋肉が萎縮すると口元がたるみます。この表情筋を鍛えると口元のたるみ取りだけでなく、鼻と鼻周辺の過剰な皮脂をおさえ、開いた毛穴を肌の内側から改善します。

⑦ 鼻孔収縮筋(びこうしゅうしゅくきん)

鼻の穴を開いたり閉じたりする筋肉です。顔の中心にある筋肉で、これが衰えると目、口、ホホ、ほうれい線等、多くの表情筋に影響を与えます。赤ちゃんの鼻を思い出してください。パン!とまん丸に鼻の穴が開いてますよね。

⑧ 口角挙筋(こうかくきょきん)

口角を上方にあげる筋肉です。笑顔を作るために、とても重要な筋肉なので、 衰えてしまうと、口元のたるみや、ほうれい線にも関わってきます。また、口角が下に引っ張られ、口がへの字になることもあります。いつも笑顔でいると 口角は常に上がっています。笑顔の毎日を過ごしましょう!

⑨ 小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

上唇を後上方に引き上げる働きをする表情筋です。ホホのサスペンダー的な働きをしていて、ホホと共に、上唇を引き上げる役目を持ちます。美しい笑顔には欠かせない表情筋。この筋肉が引き締まっていると、顔をキュッと小顔に引き締めると言われています。反対にこの筋肉がこわばっていると、笑顔が引きつったようになります。

⑩ 大頬骨筋(だいきょうこつきん)

口角を上外側に引き上げる働きをする表情筋です。口角をきれいに上げる筋肉が大頬骨筋なのです。笑顔を作る中で最も重要な表情筋です。この大頬骨筋が衰えると、口角が下がり、ほうれい線が深くなり、ブルドックのような顔つきになるのです。顔の衰えを感じさせる表情筋のひとつです。またこのゾーンはシミの出来やすい場所だといわれています。この筋肉を鍛えることで、血液やリンパの流れが良くなり、新陳代謝が活発になり、気になるシミが目立たなくなると言われています。

⑪ 口輪筋(こうりんきん)

口を開けたり、閉じたり、すぼめたり、口の周りには顔面にある表情筋の70%が集中しています。その中心をなすのが口輪筋です。顔の中の大きな筋肉で、その他の筋肉がこの筋肉につながっているため、顔のしまりを出す重要な働きをしています。この筋肉が衰えると、口元が垂れ下がり、上唇が薄くなり、縦ジワが目立ってお年寄りのような口元になってきます。またこの筋肉の左右バランスが崩れると、表情がアンバランスになり、顔がゆがんで見えます。

⑫ 笑筋(しょうきん)

別名「えくぼ筋」と言い口を横に引き伸ばす働きがあります。笑筋によってスムーズな笑顔が作れます。チャーミングな笑顔や、豊かな表情に必要な筋肉です。

⑬ 下唇下制筋(かしんかせいきん)

下唇を外側下方にひく筋肉です。おとがい筋と口角下制筋とで連動し、アゴを引き締めます。

⑭ 口角下制筋(こうかくかせいきん)

口角を下げる働きをする表情筋です。この筋肉が弱ってくると口がへの字になってしまいます。

⑮ おとがい筋

アゴは脂肪が多い部分ですので、重力の影響を最も受けやすく、筋肉が衰える と支えきれなくなります。そして、あごの辺りがたるみ、あごのLINEがぼや けたり、二重あごになったりします。あごの筋肉は、食べたり話したりする時に使われています。近年、固い食べ物がなくなってきており、通常の食生活だけでは、筋肉の衰えは防げません。

⑯ 広頚筋

広頚筋はその名前の通り広く頚部を覆う筋肉で特徴的なのは他の筋肉とは違いほとんど骨に起始・停止を持たずに筋膜や皮下組織に付着する皮筋です。顎下のたるみ、二重あごになってしまったり、フェイスラインのたるみの原因になります



説明TOPへ戻る